事件・事故

千葉県こども病院 MRSA感染死亡は2013年にも!原因は?予防・治療・対策は?

千葉市緑区にある千葉県こども病院は11月1日、入院中の新生児の男の子が、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染し、死亡したと発表しました。他にも入院患者で1歳未満の乳児5人にMRSA感染が確認され、うち1人が発熱などを発症していることが判明しています。
実は千葉県こども病院では2013年にもMRSAで1人の死亡していることが分かりました。繰り返される院内感染。千葉県こども病院はこの事態をどう捉え、対策をしていくのでしょうか。
またMRSAの原因・予防・治療・対策について調べました。

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千葉県こども病院

千葉市緑区辺田町579-1

・千葉県唯一の独立型小児専門医療機関
・病院保育士やチャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)など小児専門施設ならではの、専門的職員を多く配置。
・県内の小児医療の二次、三次の医療を担当。原則として各種医療機関や保健医療機関の医師からの紹介予約制。
・周産期センターを開設して出産後早期に診療を必要とする新生児へも対応。

地域の小児科では治療が難しい場合や、難病の子どもを多く抱える病院です。
小児専門という事は総合病院にありがちな夜中の搬送で「小児科医がいないので対応できない」「分からない」「取りあえず入院だけ」という事を避けられる親にとっては最後の砦のような病院だと言えます。

MRSAの原因・予防・治療・対策は?

【MRSAとは】
MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。
黄色ブドウ球菌は私たちの皮膚や口腔内、鼻粘膜等に付着している常在菌です。
MRSAは黄色ブドウ球菌の1種で、通常の黄色ブドウ球菌による感染症に使用される抗生剤が効きにくい「耐性」を持っているため、院内感染を起こすと、効果的な治療ができずに、重症化して死に至ることもあるのです。

しかし、誰しも重症化する殺人的感染というわけではなく、健康な人であれば通常の黄色ブドウ球菌同様、菌を持っていても(保菌)感染、発症には至らないのです。

今回のように免疫力が低い子どもや病人、老人などは感染、発症する事があり、その症状も・肺炎、菌血症、皮膚・軟部組織感染症、手術創感染症、尿路感染症と様々で髄膜炎や腹膜炎へと感染が広がり、敗血症で死亡することがあるのです。

【予防】
感染経路は接触感染です。常在菌のため、日ごろからの丁寧な手洗いやエタノールでの手指の消毒が予防の鍵です。

【治療】
通常の抗生剤が効かないMRSAですが以下の5つの薬が治療薬として認められています。
・バンコマイシン(VCM)
・テイコプラニン(TEIC)
・アルベカシン(ABK)
・リネゾリド(LZD)
・ダプトマイシン(DAP)

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千葉県こども病院の対策

MRSAは免疫力の弱い人が感染した場合発症することが分かりました。
新生児の男の子の死亡を受け、病院が発表した報告書がこちら。

【概 要】
死亡したのは、先天性心疾患のため、11 月上旬に心臓の手術を行った生後 1 か月未満の男児。17日に発熱があり、同日採取した血液培養より、19 日に MRSA が検出された。低酸素血症を併発し21 日に死亡した。
そのほか、同時期に NICU・GCU、ICU に入室していた患児において、4 名の MRSA 保菌者と 1 名のMRSA 感染症者が確認された。
今回 MRSA が検出された患児 6 名は、いずれも重篤な疾患等を有する児であり、手術や濃厚な医療ケアを要する状態であった。
6 例中 5 例の MRSA の遺伝子型を比較するための検査を行ったところ、11 月 30 日の検査結果では、死亡した男児とほか 4 名(保菌者 3 名、感染症者 1 名)の遺伝子型とは一致しなかった。

【対 応】
感染の拡大防止に向けての取り組み
・ 千葉市保健所に報告
・ NICU・GCU、ICU の新規受け入れを制限
・ 既存患者の保菌の有無により病室を分けて治療
・ MRSA 感染症の治療ガイドライン(日本化学療法学会・日本感染症学会)の「MRSA の感染対策」に基づく管理の継続
・ 現場での感染対策の確認・指導
・ 監視培養検査の強化
原因究明に向けての取り組み
・ 疫学調査 : 電子カルテ、モニター、ベッド周囲などの環境調査
院内感染が疑われる MRSA の遺伝子型の検査
・ 感染管理の現状について外部の感染症専門家による検証を予定
・ 第三者を含めた調査委員会を設置し、院内感染と死亡との因果関係や感染経路等について調査・検証予定

引用:千葉県こども病院HP

院内感染の予防にはどこまで行っても手洗い、消毒の基本が大切だという事が分かりました。
2013年に同じMRSAで死亡者を出してしまった病院では恐らく注意に注意を重ねていたことと思います。しかし防ぎきれなかったのはなぜか。

菌が常在菌であるという点、多くの人が働き、一般の人が出入りしている以上、最終的には個々人の意識の高さに頼らざるを得ない部分もあるのかもしれません。

小さな小さな儚い命を多く預かる現場である子ども病院。
その役割はとても大きく貴重で、替えがきくものではありません。

その役割を全うするため、不安を多く抱える親子が安心して頼ることのできる最後の砦であり続けるため、怠慢や慣れや悪しき習慣があるとしたら徹底して見直し、病院を訪れる方達への指導も怠らず、小さな命の大きな未来を支える存在であり続けて頂きたいと切に願います。

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